裁判所の困ったIT事情
みなさんの職場のPCは、windows7ですか?それともwindows8ですか?
一般的な裁判の証人尋問については,録音をして反訳(文字起こし)をしたり,速記官が同席して反訳をしたりします。
しかし,裁判員裁判の場合,録音反訳の時間が無く,速記官の人数も不足していることから,裁判所の音声認識システム(録音と同時に音声情報も機械が識別するシステム)を利用し,証人尋問が終わった日に,弁護人にシステムのデータが渡されます。
この音声認識システムですが,精度の低さの問題が指摘されていますが,そもそも,windowsビスタ以前のOSにしか対応していないんです(少なくとも大津地裁はそうでした。)。
筆者の場合,事務所のPCも家のPCも,全てwindows7以降であったので,もう使っていないwindowsXPのノートパソコンを出してみたのですが,認識データの入ったディスクを入れると,今度は,ディスク読み込みのためのアプリケーションを,ネットからダウンロードするように指示が出るんですよね…
そもそも,XPのパソコンですから,セキュリティが切れてますし,ネットに繋ぐなんて危ないし… ということで,かなり困惑してしまいました。
この音声認識システム,噂では,裁判所独自に開発してもらい,かなりの大金をかけたらしいです。おそらく,最新のOSに対応させようとすると,また莫大なお金がかかるんじゃないでしょうか。
とはいえ,現在のままだと,余りにも不便すぎるんですよね
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