裁判ってあっという間に終わるの?

弁護士 中井陽一

2012年10月25日 07:30

 たまに,午前中に裁判期日2件,午後に2件,などという日があったりしますが,弁護士ではない人がそういう話を聞くと,「えっ,そんなに何件も1日で裁判ができるの?」と聞かれたりします。
 そもそも,1回裁判期日ってどれくらいの時間を要するものなのでしょうか?

 地方裁判所の民事訴訟で言えば,ほとんどは,5分~10分で1回の裁判期日が終了します。
 おそらく,そんなに短いの,と思われる方も多いのではないでしょうか。
 民事裁判は,書面で主張や証拠を出すのが原則とされており,裁判期日と裁判期日の間に,書面を提出します。ですので,裁判期日は,あくまで主張の整理を裁判官がするためにあり,裁判官が,「では,次は原告の書面に対して,被告から反論の書面を○月○日までに提出して下さい」といった感じで終わります。なので,時間は非常に短いんですよね。
 なお,民事裁判でも,クライマックスの証人尋問では,裁判官が当事者の話をじっくり聞きますので,半日とか1日とかかかることがあります。また,新聞やTVで報道されるいわゆる刑事事件は,書面ではなく法廷において口頭で主張していくのが原則となっていますので,短くても通常は1時間程度は裁判に時間がかかります。

 というわけで,弁護士が裁判期日に出頭しているといっても,実は5分と10分の短時間ということも多いんですよね。だからといっても,決して楽だというわけではなく,結局は裁判期日前に提出する書面の作成に時間がかかるんですけれどもね

滋賀県草津市の弁護士への相談はこちら
 
↑当事務所の総合サイト。


↑当事務所の交通事故専門HP。


↑当事務所の個人事業・会社破産専門HP。


関連記事