刑事裁判の傍聴人って?

弁護士 中井陽一

2013年03月01日 09:21

 刑事裁判の傍聴人というと,報道陣とか,傍聴を求める一般人の列などを想像されるかもしれません。でも,それは世間を騒がすような有名事件のことで,特に有名ではない事件では,報道陣が傍聴したり,整理券が配られることもありません。
 では,一般的な,特に新聞などにも載らないような刑事事件の場合,どんな人が傍聴しているのでしょうか?

①被告人の家族
 被告人の家族らが,被告人を心配して傍聴に来ていることはよくあります。また,その後,情状証人として法廷に立つため,事前に傍聴をしているケースもあります。

②警察官
 取り調べを担当した刑事が裁判を傍聴していることがあります。結構目つきが厳しかったり,顔つきもいかついことが多く,一瞬,「傍聴席にヤクザがいる」と思うのですが,実は刑事だったということは少なくありません。

③学生
 法学部やロースクールの学生などが,勉強のために傍聴に来ていることがたまにあります。ごくまれに,中高生が,社会の授業の一貫でしょうか,先生と一緒に十数名が傍聴していることがあります。

④無関係の一般人
 定年退職後の人っぽい方などが,ぼーっと傍聴していることもたまにあります。中には,最初の公訴事実(=事件の内容)を聞いて,面白くなさそうだからか,すぐに退出される人も見受けられます。


 ちなみに,ほとんど誰も傍聴に来ないだろうと思って法廷に行くと,学生の授業などで傍聴席が埋まっており,被告人も弁護人もびっくりするということがたまにあります。傍聴は基本的に誰でもできますし,予約なども不要ですので,興味があれば一度法廷傍聴をしてみるのもいいかもしれませんね


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