橋の無料化が嬉しいとは限らない?

弁護士 中井陽一

2013年12月27日 08:39

 滋賀県の湖南地域で生活する人たちにとって,「近江大橋無料化」はかなりの重大ニュースです。近江大橋は,大津と草津を結ぶ,びわ湖にかかる橋で,これまで普通車1回150円の有料でしたが,昨日から無料化されました。
 でも,実は無料化で喜んでばかりはいられないって知っていますか?

 通常,生活道路なのに有料の橋ってあまり無いと思いますが,近江大橋はまさに湖南地域の生活道路です。有料なのに,1日3万台以上の車が通行しています。この橋を通らないと,大津・草津間は国道1号線を迂回することになりますが,混んでいると倍くらい時間がかかってしまうんです。
 筆者も,通勤や裁判所との往復などでもしょっちゅう通っており,多い日には1日に数回通ることもあります。

 そんな橋が無料化されれば嬉しいんじゃないの?って思われるかもしれませんが,無料化に伴い,かなりの渋滞が予想されているんです。昨日早速お昼に通りましたが,年末の影響も否定はできないものの,普段よりもかなり渋滞していました。ビジネスで使う身としては,渋滞で到着時間が読めなくなるのは非常に痛いです。渋滞が増えると,裁判所に行くときにも怖くて車で行くことができません。むしろ,有料でも,空いていて時間が読める方がありがたいなあと思うこともあるんですよね。

 さて,今年も本日で仕事納めです。1年間,健康で無事過ごせたことに感謝です。
 みなさま,どうぞよいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。


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