法律事務所にはスタンプが多い?
みなさんの職場の事務机の上には,名前以外のハンコやスタンプはたくさんありますか?
もちろん,職場によって全然違うとは思いますが,筆者は前職(下着メーカー)のときと比べ,弁護士になってから,法律事務所にはハンコ(スタンプ)が多いなあと感じました。いわゆる印鑑では無くて,たとえば「請求書在中」という感じのスタンプですね。
では,法律事務所にはどういうスタンプがよくあるのでしょうか。どこでもほぼあるものを◎,レアなものを△といった感じで言うと,こんな感じですかね。
◎「甲 号証」,「乙 号証」 ・・・証拠の写しに押して裁判所に提出する。甲は原告,乙は被告の意味。
◎「正」,「副」,「控」 ・・・裁判所に出すものは正本,相手に渡すものは副本であり,その印。
○「副本直送」 ・・・裁判所を通さずに,相手に書類を直接渡したという意味。
▲「特定記録」 ・・・相手に届いたことがわかる郵便。
△「原本を正写しました」 ・・・コピーを提出する際に,原本と間違いが無いことを証明する文言。
△「この書証は逆綴じです」 ・・・縦書きの書類を記録に綴じると,順番が逆になる場合があり,その際に押すもの。
結構特殊なスタンプが多いですよね。でも,特に「甲 号証」などのスタンプは,法律事務所にとっては必須とも言えるものなんです。最近は,スキャンしたPDFに文字を挿入したりするケースも増えており,スタンプの数は少なくなってきているかもしれません。とはいえ,ベテランの弁護士がいる事務所などでは,そのほかにも裁判文書用のスタンプがたくさんあることが多いんですよね。
ちなみに,当事者ご本人が裁判に来られている事件であっても,書面に「甲 号証」などの押印がされていると,「あっ,弁護士に相談して,書類だけは弁護士に作ってもらっているのかな」と思うこともあります。書面の形式からでも,弁護士が作ったかどうかわかることがあるんですよね
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