離婚拒否の弁護は難しい?
夫婦の一方が離婚をしたいと言いだし、他方がしたくないと言って、別居後に裁判となるケースは少なくありません。
そのようなとき、離婚したくない側の弁護って、実は結構難しいって知っていますか?
このような離婚の裁判の場合、離婚したい側は、相手の非を並べ立ててくることになります。たとえば、「子どものことにケンカとなった際に相手が手を出してきた」、「ちょっとしたことで暴言を吐いてきた」などです。
それに対して、離婚をしたくない側は、そのような非がないことを反論していくのですが、弁護士が事情を聞いていると、「手を先に出してきたのは実は相手だ」とか、「むしろ相手が普段から暴言を吐いてきていた」などという話が出てくることが多いんです。
そして、それをそのまま書面にして裁判所に提出すると、結局裁判官の心証としては、「それだけ仲が悪いんだったら、もう婚姻関係の修復は不可能でしょう?離婚されてはどうですか?」となってしまうことが多いんですよね。ですので、離婚したくない側としては、相手の非を主張したいものの、主張しすぎるとかえってダメという、ジレンマに悩むことがあるんです。
ちなみに、「離婚したくない」と主張して、裁判で離婚が認められなかったとしても、だからと言って仲良く元の家庭に戻る、なんてことはまずありません。そういう意味でも、離婚拒否の弁護って、どこに着地点を置くのか、なかなか難しいんですよね
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