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弁護士が「もっと高く請求しよう」とあおることってあるの?

2024年03月13日

慰謝料等の請求に関し、たまに、請求をされた側の方が、「弁護士が儲けのために高額の請求をあおっているのではないか?」という疑念を抱くことがあるようです。
実際問題として、弁護士が依頼者に高額の請求をするようにあおるケースはあるのでしょうか?

弁護士

まず、そもそも慰謝料の請求額をいくらにするか決めるときは、弁護士と依頼者で打ち合わせをして決めるわけですが、依頼者ではいったいいくらくらいの慰謝料が適切かわからないため、弁護士が主導的に提案することはよくあることです。

では、そのときに高額請求をあおることがあるかどうかですが、交渉事ですので、たとえば裁判になったときの相場が100万円~300万円の場合、仮に判決になれば200万円くらいの可能性が一番高かったとしても、「まずは300万円の請求でいきましょう」と提案することはあります。
ただ、その場合でも、多くの弁護士は、依頼者に「実際に裁判になれば、300万円は難しく、200万円くらいの可能性が一番高いと思いますよ」という話は伝えます。

なぜ初めから200万円でいかないのかというと、交渉では最初に提示した金額から下がる(逆に請求される側の場合は上がる)ことが多いからです。
そもそも相手(払う側)は100万円だと主張し、こちらは300万円だと主張し、そこから何度も協議をしていくうちに最終的に200万円で和解となる、というケースは多いので、まずは少し高めの金額でいきましょうと弁護士から提案することはありえます。

もっとも、それでもせいぜい相場の範囲内のことが多く、弁護士から法外な請求額をあおることは普通はまずないと思われます。
そもそも、法外な請求をしても、実際に取れる額が請求額よりかなり低いと、依頼者としても不満が高まります。
また、裁判を起こすときは、請求額によって印紙代(手数料)が変わってきますので、請求額が高いと印紙代が高くなり、依頼者にとって負担になります。

というわけで、弁護士が依頼者に高額請求をあおることって、あんまりないように思いますkao_13


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タグ :弁護士請求

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Posted by 弁護士 中井陽一 at 09:42 │ 弁護士の業務