弁護士の「若い」はいくつなの?

弁護士 中井陽一

2014年08月25日 08:01

 筆者は,今年で37歳,弁護士になってから丸10年が経ちました。
 今でも,相談に来られた方や,講演の受講者の方,初めて知り合った経営者の方などから,「ずいぶんと若い弁護士さんですね~」と言われることがあります。
 さて,弁護士って,いくつならば「若い」と言われるのでしょうか?

 実は,滋賀弁護士会内で,弁護士の経験年数順に上から並べると,筆者も既に中堅・ベテランの域に入ってしまいます。
 正確な数字ではないのですが,現在の滋賀の弁護士数が約130名で,そのうち筆者より弁護士経験年数が長い人は約50名,筆者と同じが5名,筆者より短い人が約75名なんですよね。
 年齢では,きっちりと確認したことはありませんが,同じように並べれば,筆者は真ん中くらいなのかなあと思います。
 これは,筆者が司法試験に合格した少し後に,ロースクール制度ができて,合格者数が激増したのが大きな要因だと思われます。

 でも,世間では,弁護士というと,年配の人,というイメージがまだまだ多いのかもしれませんね。初めて弁護士と会う人にとっては,もしかしたら,弁護士はダブルのスーツを着て革張りの椅子にどっしりと座った年輩の人,というイメージがあるのかもしれません。

 ちなみに,私生活では,「若いですね」と言われると嬉しいのですが,仕事の中で「若い」と言われることは,頼りないとか,大丈夫だろうかという評価にもつながるので,あまり嬉しくありません。まあ,もっと年をとると,仕事上でも「若い」と言われる方が嬉しくなる日がくるのかもしれませんね


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