弁護士の思考回路?

弁護士 中井陽一

2015年11月10日 07:28

 新千歳空港に掲げられた北海道日本ハムファイターズの看板広告の、「北海道は開拓者の大地だ」という表現に対して、アイヌ民族の方々が抗議をしていた件について、日ハム側が看板の撤去を決めたというニュースが報道されていました。
 このようなニュースを見たとき、みなさんはどういうことを考えますか?

 おそらく、「そうか、アイヌの方にとってみれば差別表現なんだな」と思ったり、「日ハム側も撤去に応じたのか」などと感じたりするくらいでしょうか。
 筆者の場合、
「広告を制作したであろう広告会社と日ハムの契約はどうなっているんだろう?」
「日ハムが、広告会社に対して損害賠償請求できるだろうか?」
ということを思い巡らしてしまいました。

 そして、もし、日ハムが広告会社に制作を依頼していたとして、キャッチコピーを広告会社が考えていたと仮定した場合に、裁判でどのような主張が出るだろう…なんてことを考えてしまいます。
 そして、そのようなトラブルが起きた際の責任を明確にするために、もし広告会社と受注主の契約書の作成を筆者がするとした場合には、そのような第三者からの抗議等が起きて、広告を途中で止めざるを得なくなった場合の賠償金等の規定を、きちんと決めておかないとなあと考えてしまいました。

 このようなことを考えてしまうのは、やっぱり弁護士らしい思考回路になってしまっているのかもしれませんね


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