弁護士の年末年始

弁護士　中井陽一

2016年11月22日 07:50

　早いもので、今年も年末がもう見えてきましたね。
　弁護士の場合、年末年始って、忙しいものなんでしょうか？




　年末年始は、顧問先企業などもお休みのところがほとんどですし、裁判所も基本的にはお休みですので、弁護士としても緊急対応に追われることはあまりありません。
　そういう意味では、裁判所が開いているお盆休みとは異なり、年末年始は弁護士にとっては気兼ねなく長期休暇を取りやすい時期と言えます。家族と実家に帰省したり、海外旅行に行ったりする弁護士もいると思います。

　もっとも、全ての弁護士がゆっくり過ごすとは限りません。特に、身柄確保されている被疑者の弁護は、年末年始だからといって逮捕・勾留等が無いわけではありません。したがって、年末年始も毎日被疑者の国選弁護を担当する弁護士が割り当てられていて、大晦日であろうとお正月であろうと、被疑者と接見をしたりする弁護士がいるわけです。

　また、そのような被疑者弁護を担当していなくても、仕事（裁判文書の起案）が溜まっている弁護士にとっては、年末年始は遅れを取り戻すいい機会だったりします。表向き事務所は閉まっていても、中では弁護士がパソコンに向かってカタカタとやっていることも少なくありません。

　まあ、いずれにしても、年末年始の休み期間になると、弁護士にとって多忙というわけでは無いことが多いです。
　その分、休みに入る前は、バタバタすることが多いんですけどね


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