裁判例調査の今昔
昨日投稿で、検索対象となる裁判例がどうやってできるかを述べました。
でも、インターネットが普及する前って、どうやって判例の調査・検索をしていたのでしょうか?
今では、たとえば共有持分の抵当権抹消に関する裁判例を調べたいと思った場合、判例検索ソフトで、「共有持分」、「抵当権抹消」というワードで検索をかければ、そのワードが含まれる裁判例がずらっと出てきます。期間や裁判所名で絞ることも可能ですし、もっとたくさんのワードで絞り込みをかけることも容易です。
でも、インターネットが普及する前は、そんなふうにパソコンでさっと検索をするなんて無理だったんですよね。
じゃあどうやって判例の調査をしていたかというと、昔の法律事務所は、たいてい、事務所の本棚に何百冊もの判例雑誌があり、基本書の脚注などから裁判例に目星をつけて、判例雑誌を直接あたっていました。法学部生をアルバイトに雇って判例の検索をさせたり、司法修習生に判例を調べてもらったりということもよくあったそうです。
場合によっては、弁護士が、「ちょっと判例を調べてくる」と言って、図書館に半日こもりきりで判例を調査する、なんてこともあったようです。
その当時の弁護士からすれば、自分の机でパッと裁判例を調べることができる今の状況は、夢のような世界なのかもしれませんね
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