裁判官・検察官・弁護士のどれに向いているとかあるの?
司法試験に合格すると、司法修習期間を経て、裁判官・検察官・弁護士の実務家になることができます。
ところで、裁判官に向いている人・向いていない人とか、同じように検察官や弁護士に向いている人・向いていない人っているのでしょうか?
以下、筆者のかなり個人的な考えにすぎませんが、以下のような傾向があるように思います。
【裁判官】
〔向いている人〕
・真面目で長時間記録を読み続けることが苦にならない人。
・自分のペースで仕事をしたい人。
・お金や人からの感謝ではなく、自分がどれだけやったかに達成感や満足感を感じる人。
〔向いていない人〕
・転勤が嫌な人。
・出世や周りの意向を気にするのが嫌な人。
・お金や人からの感謝が欲しい人。
【検察官】
〔向いている人〕
・体育会系的な雰囲気が好きな人。
・国や社会的正義のために仕事がしたい人。
・組織の一員として仕事をしたい人。
〔向いていない人〕
・自分自身で仕事の方針や最終決断をしたい人。
・上からの指示や命令に疑問を持つことが多い人。
・民事事件もやりたい人。
【弁護士】
〔向いている人〕
・困っている人と直接向き合いたいと思う人。
・自分自身で仕事の最終決断をしていきたい人。
・お金や顧客からの感謝に興味がある人。
〔向いていない人〕
・有給休暇や育休・退職金など、きっちりとした組織や制度のもとで仕事をしたい人。
・静かな環境でじっくりと仕事がしたい人。
・法律論ではない、感情論や雑談等のコミニケーションが苦手な人。
とまあこんな感じでしょうか。
ただいつも思うのは、結局、裁判官として優秀な人は弁護士になっても優秀だと思いますし、検察官としてイマイチな人は弁護士になってもたぶんイマイチで、結局は法曹としての能力は共通の面が多いのではないかと思うんですよね
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