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裁判官・検察官ではなく、弁護士になったのはなぜ?

2024年09月24日

司法試験に合格すると、現在では約1年間の司法修習を経て、最終試験に合格すると弁護士・裁判官・検察官になることができます。
実際に弁護士になった人は、なぜ裁判官や検察官ではなく弁護士になったのでしょうか?
人によって色々な理由があると思いますが、代表的なものを挙げてみたいと思います。

弁護士

①司法研修所での成績
はっきりとした基準があるわけではありませんが、裁判官になるためには修習生のうち上位2割くらいの成績が、検察官になるためには最低でも上位5割くらいの成績が必要と言われたりします。

②年齢
裁判官や検察官は、若い人ほど採用されやすく、年齢が高いと採用されづらいと言われています。年齢的な点で弁護士しか選択肢がなかったという人もいます。

③転勤が嫌
裁判官や検察官は全国どこに赴任するかわかりませんし、概ね3年に1回ペースで転勤がつきものです。
家族の都合などで転勤ができない人は、弁護士が現実的な選択肢になります。

④顧客から感謝される
弁護士の仕事は、結果が出れば顧客・依頼者から直接感謝されることが多い仕事でやりがいがあります。裁判官や検察官は、当事者から直接感謝されるケースというのは弁護士に比べると非常に少ないように思います。

⑤主体的に仕事に取り組める
弁護士は、自分がしたい仕事を選ぶことができますし、好きな分野に専門的に取り組むことも可能です。
他方で裁判官や検察官はあくまで公務員なので、回ってきた・与えられた仕事をやることになりますし、必ずしも希望の部署に配属されるわけではありません。

⑥お金がもらえる
弁護士は裁判官・検察官と異なり、顧客から直接お金をもらうことができます。事務所経営などに興味があるので弁護士になる、という人も一定数います。

⑦組織が嫌い
組織の一員である裁判官・検察官と異なり、弁護士特に町弁の場合には個人が中心になりますので、組織が嫌いな人、自分で自由に決めたいから弁護士になるという人もいます。

まあこうやってみると、色々な理由があると思いますが、公務員なのか、自由業なのか、という違いは大きいように思います。もちろん、弁護士でも企業内弁護士になればまた事情が異なりますがkao_13


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Posted by 弁護士 中井陽一 at 13:27 │ 弁護士雑談 司法修習生