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滋賀の弁護士草津駅前法律事務所 滋賀の弁護士 草津駅前法律事務所

弁護士は居留守を使うの?

2009年11月29日

 法律相談をしていると,よく,「相手の弁護士が居留守を使っている。けしからん」という話を聞くことがあります。本当に,居留守を使う弁護士っているのでしょうか?

 よくよく話を聞いてみると,次のようなケースにあたることが多いようです。
①いつ電話をしても留守なので,「そんなにいつもいないはずはない。居留守だ」と思うケース。
②弁護士が事務所にいるのに,事務員が「おつなぎできません」とばかり言うので,居留守だと思うケース。
③事務員に対して,折り返しかけてくれと伝えたのに,いつになってもかけてこないので,居留守だと思うケース。

 このうち,①ですが,実は弁護士ってみなさんが思うよりも事務所にいません。外部の法律相談に出たり,裁判に行ったり,弁護士会の委員会に出たりなど,1日中事務所にいないことも少なくありません。ただ,相手方からすれば,そんなにいないはずはない!と思ってしまうことも少なくないようです。
 次に,②ですが,弁護士は事務所にいても,依頼者との打ち合わせ中など,電話に出られない時間が少なくありません。また,裁判に行く直前などは,遅れるわけにはいかないので,長引きそうな電話には出られないケースもあります。
 そして③ですが,事案によっては,必ずしも折り返しかけるべきではないケースがあることも事実です。嫌がらせ的な電話を繰り返す相手や,既に調停を申し立てていて調停で解決を試みているケースなどは,電話での交渉などには応じないこともあります。事務員が,「折り返しかけるかどうかは弁護士の判断ですので・・・」と言っても,お構いなしに,「とにかくかけてこい!」なんて言われてしまうケースもあるんですよね。そして,かけないと,「あいつは居留守を使っている!」となってしまうケースもあります。

 というわけで,居留守かどうかは別として,弁護士に電話をしてもなかなか捕まらないというケースは結構あるんですよね。もちろん,ご依頼頂いた依頼者の方には不便をかけないように,事前にメールなども含め,連絡方法をしっかり調整はするんですけれどもねパソコン



Posted by 弁護士 中井陽一 at 18:58 弁護士雑談

裁判員を辞退したい!

2009年11月18日

 来年の裁判員裁判の候補者名簿が作成され,名簿に載った方々に対して,最近案内文などが届いているようです。これまで,筆者の周りで裁判員の候補者になった人はいませんでしたが,先日,友人から,「裁判員の名簿に載ったっていう通知が届いた!行きたくないんだけど,どうしたらいいの?」という電話がありました。
 弁護士に相談すれば,裁判員になることを辞退するコツを教えてもらえるのでしょうか?

 筆者の友人のところに届いた通知は,まだ,「裁判員の候補者の名簿に載りました」という通知なので,実際に裁判員になるとは限りません。来年1年間,裁判員裁判が行われるたびに,その名簿の中から候補者がくじで選ばれることになるのです。さらに,候補者として選ばれて裁判所に行っても,その中から実際に裁判員として事件を担当するのは,6人(+補欠候補者約2人)だけなのです。
 裁判員名簿に載ったという通知とともに,調査票(辞退事由があるかどうか)が送られるので,辞退したいという人にとっては,まずその調査票をどう書くかが問題となります。「こうやったら必ず拒否される!」なんて方法はないかもしれませんが,ネット上などではいろいろな情報(噂?)が載っているようですから,よく考えて調査票を書いた方がよいのかもしれませんね。
 弁護士に相談したからといって,必ず辞退できるコツなんてあるわけではないんですよね。

 でもほんと,仕事が非常に多忙な人にとっては,裁判員になる負担は相当なものなんでしょうねface07

 
 

タグ :裁判員辞退


Posted by 弁護士 中井陽一 at 21:28 裁判

年末は弁護士も忙しい?

2009年11月16日

 年末になると、仕事が忙しくなる方も多いのではないでしょうか?
 弁護士の場合も、やはり年末は忙しくなるのでしょうか?

 弁護士の場合、もちろん事務所の顧客層によっても違うとは思いますが、年末で世間が忙しくなるからと言って事件が増えるわけではありません。むしろ、たとえば商売をされている方の場合、忙しくて少しくらいトラブルがおきても弁護士に相談に行く暇がないので行かない、というケースもあります。また、離婚や相続などの問題も、年末には後回しになることもあります。
 他方、正月(やお盆)を過ぎると、相続問題の相談が増えると言われています。これは、正月や盆に田舎で親戚が集まった際に、遺産のことでトラブルが起きたりすることに原因があるようです。

 というわけで、年末だからと言って弁護士は忙しい時期とは限らないんですよね。でも、12月は忘年会が多いですから、そういう意味では結構忙しいかもしれませんねiconN23

タグ :弁護士年末


Posted by 弁護士 中井陽一 at 23:13 弁護士雑談

弁護士の現地調査は大変?

2009年11月06日

 裁判官や検察官と異なり,弁護士は事件の現場に直接行く機会がよくあります。交通事故の現場調査だったり,被告の所在場所の確認だったり,境界紛争の現地だったりと色々です。
 でも,この現地調査って,結構危険な目に遭ったりして大変って知ってましたか?

 たとえば,被告が某所に住んでいるはずなのに,日中に不在が多く訴状が届かない場合,裁判所に,「この人は確かにここに住んでいることは間違いないですよ」という報告書を原告の弁護士が作って裁判所に出し,通常よりも簡易な郵便の形で訴状を届けてしまうという運用があります。その場合,被告の家に行って,たとえば表札がかかっているか,電気メーターが動いているか,また,必要に応じてご近所にも聞き込みをしたりするのですが,非常に怪しまれるんですよね。警察だったり,税務署だったりと,まだ公務員なら信頼もあるのかもしれませんが,いきなり弁護士と名乗る人物が聞き込みをしていたり,家を外からパシャパシャ写真を撮っているのは,確かに怪しまれても仕方がないのかもしれません。
 また,交通事故の現場などでも,車が止めにくい場所で,しかも人が立って写真を撮るのが難しい場所だったりすると,写真を撮っている最中に轢かれそうになったりするなど,結構苦労が絶えないんですよね。

 でも,自分が苦労して作った証拠がきっかけで,勝訴に至れば,苦労なんて一気に報われるんですけれどもねicon22

タグ :現地調査


Posted by 弁護士 中井陽一 at 09:32 弁護士の業務