民事裁判官から見た「いい弁護士」は実はよくない?
2024年08月22日
民事の裁判官室では、裁判期日が終わった後に、裁判官が司法修習生に対し、「さっきの弁護士はイマイチだなあ。あんな弁護士になったらダメだよ」とか、「さっきの弁護士はいい弁護士だよね」というような話をしていることがよくあると修習生から聞くことがあります。
しかし実は、裁判官からみた「いい弁護士」って、依頼者や他の弁護士から見たら必ずしもいい弁護士とは限らないって知っていますか?
民事裁判官が考える「いい弁護士」って、大抵は、
・感情論や無理筋の法律解釈など、判決を書くのに無駄な主張をしない弁護士。
・主張の場面でも和解の場面でも、依頼者の言いなりにならず、むしろ依頼者をコントロールできる弁護士。
・和解の場面では依頼者からかなりの譲歩を引き出し、高めの主張をせず、裁判官の意図をくみ取って和解をしようとする弁護士。
なんですよね。
一見するとスマートな弁護士に見えるかもしれませんが、依頼者からすれば、どうしてもこの感情を主張していきたいというケースもありますし、和解には安易に応じたくないというようなケースもあります。
民事裁判官が考える「いい弁護士」って、ある意味裁判官・裁判所にとって「都合のいい弁護士」なんです。裁判官からすれば、無駄な主張などはせず、裁判官の考える和解案に沿って依頼者を説得する弁護士が多いと、裁判がスムーズに回せるし、早く解決しますからね。
もちろん、その方が依頼者にとって利益になることもあるものの、依頼者にとってはそう簡単に割り切れない部分もあるわけです。
なので、裁判官にとって「いい弁護士」は、実は依頼者から見たら不満の残る弁護士だったり、物足りない弁護士だったりすることも結構あるんですよね。
我々弁護士は、依頼者の代理人として弁護活動をするわけで、むやみやたらに裁判官のご機嫌を伺いつつ弁護するわけにはいかないんですよね
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なんですよね。
一見するとスマートな弁護士に見えるかもしれませんが、依頼者からすれば、どうしてもこの感情を主張していきたいというケースもありますし、和解には安易に応じたくないというようなケースもあります。
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もちろん、その方が依頼者にとって利益になることもあるものの、依頼者にとってはそう簡単に割り切れない部分もあるわけです。
なので、裁判官にとって「いい弁護士」は、実は依頼者から見たら不満の残る弁護士だったり、物足りない弁護士だったりすることも結構あるんですよね。
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Posted by
弁護士 中井陽一
at
09:41
│
裁判