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法律相談の際の弁護士の心のつぶやき

2022年09月01日

弁護士として法律相談を担当していると、相談時に敢えて言葉にはしないものの、心の中で「うーん、こうしたらいいのに!」と思うことが結構あります。
法律相談の際に弁護士がおもわず心の中でつぶやいてしまうのは、どんなことなのでしょうか?

法律相談

1 ここまで細かいメモはいらない…
相談時に、弁護士に少しでもわかってもらおうと、これまでの経緯などについて大量に書面(メモ)を作成した上で持参して、「まずこれを読んでください」とおっしゃる相談者がいらっしゃいます。
正直なところ、限られた相談時間で、いきなり大量の書面を読むとキリがありませんし、弁護士が聞きたいことが書かれているとは限らないことが多いです。また、いきなり大量の書面を読んでも、覚えられないし頭に入ってこないことが多いです。

これまでの出来事を書面で持参するとしても、あくまでA4・1枚程度で、感情面などは記載せず、時系列で起こったことだけ箇条書き、というのがよいと思います。そもそも、慣れている弁護士であれば、相談者がうまく話せなくても適切にリードしていきますので、相談のために書面を作成・持参する必要はないと思います。

2 お母さん、ちょっと静かにして息子(娘)さんご本人の話を聞かせて…
特に離婚相談の際に、ご両親がついて来て、当事者(息子or娘)そっちのけで、親ばかりがしゃべることがたまにあります。
でも、あくまで当事者は息子or娘ですし、そもそも夫婦間の出来事を一番リアルに経験して知っているのは息子or娘のはずです。
弁護士としては、ご両親がついてくること自体は構いませんが、基本的には当事者本人から話を聞きたいなと思います。

3 もっと早く相談に来ていれば…
この心のつぶやきが最も多い気がします。
法律トラブルの予防や解決にかかる手間や労力は、
 トラブルが起こる前<トラブルが起こった初期<トラブルが発展してから
なんですよね。裁判所から訴状が届いてからだと、もはや早期解決は難しいことが多いです。
もっと早い時期に相談に来てれば、色々な解決策があったのに、今来られても正直どうしようもない…ということも少なくありません。


いずれのつぶやきも、おそらく弁護士の多くが心の中でつぶやいたことがあるはずです。弁護士に相談に行くときは、こられの点を踏まえて相談に行くとよいのではないでしょうかkao_13


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Posted by 弁護士 中井陽一 at 09:27 │ 弁護士の業務