滋賀の弁護士のひとりごと｜弁護士中井陽一のブログ

　先日，近畿地方で激しい豪雨と雷があり，東海道線の一部がストップしたため，相手の弁護士が裁判所に来れず，裁判期日が延期になりました。
　裁判の期日って，厳格なもののように思えますが，裁判期日が延期になることはどのようなときにあるのでしょうか？

　まず，先日のように，公共交通機関がストップした場合，裁判期日が延期になることがあります。場合によっては，裁判官も裁判所に来れない，なんてことも考えられますから，仕方ないでしょうね。
　また，担当弁護士が，突然の病気になった場合も考えられます。たとえば，冬にインフルエンザを発症したような場合には，裁判所に来てもらっても周りにうつりますから，裁判期日が延期になります。ただ，通常は医師の診断書等を裁判所に提出したりします。
　さらに，意外とちらほら見かけるのが，裁判官が判決を書くのが間に合わないために，判決期日を延期するというケースです。この場合，判決をもらう当事者からすれば，本当にドキドキです。何かあったんだろうか…などと心配や不安が高まります。この前も一度判決の延期があり，大変不安になりましたが，そのケースでは全面勝訴だったので一安心しました。

　まあ，いずれにしても，それほど裁判期日の延期って多いわけではありません。
　ただ，公共交通機関のストップや病気は仕方がないので，もし裁判の当事者になってそのような事態がおきた場合には，すぐに裁判所に連絡をしましょうね


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