wikipediaは証拠となるのか?
2013年09月04日
民事裁判では,証拠として,文献資料が提出されることがよくあります。
たとえば,医療過誤が問題となっている裁判で,医師の過失を立証するために,術式に関する医学論文を証拠として提出することなどがあります。
さて,インターネットには,便利なオープンソース百科事典「wikipedia」(ウィキペディア)がありますが,これをプリントアウトして,証拠とすることはできるのでしょうか?
民事裁判では,どのような証拠書類であっても,証拠として採用はされるのが原則です。ですので,wikipediaであっても,どこの誰が作ったかのかもわからないホームページをプリントアウトしたものでも,それこそ当事者本人が作ったメモでも,証拠として提出することは可能です。
ただ,文献資料に関しては,やはりそもそもその文献資料が信頼に値するものかどうかというのが重要で,信頼に値しない文献資料を提出しても,判決にあたっては,証拠として重要視されません。
そのような観点からすれば,医学論文のように,作成者の名前や地位がはっきりしたものは,証拠としての価値が高いことになりますが,wikipediaのようなオープンソースの資料については,どうしても証拠としての価値は低くなりがちです。
ですので,一昔前までは,wikipediaの内容を証拠として提出する弁護士はあまり見かけられませんでした。ただ,今現在では,wikipediaの世間における評価や信頼性が高まっているためか,証拠として提出してくるケースもちらほら見受けられますね。
ちなみに,何でも一応証拠として提出することができるものの,100枚以上の資料などを提出すると,裁判官が露骨に嫌がり,「重要な部分だけを出してください」と言ってきたりすることもあります。何でもかんでも証拠として出していると,重要な部分を裁判官が見落とす可能性もあるので,証拠は厳選して提出した方がよいかもしれません
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ただ,文献資料に関しては,やはりそもそもその文献資料が信頼に値するものかどうかというのが重要で,信頼に値しない文献資料を提出しても,判決にあたっては,証拠として重要視されません。
そのような観点からすれば,医学論文のように,作成者の名前や地位がはっきりしたものは,証拠としての価値が高いことになりますが,wikipediaのようなオープンソースの資料については,どうしても証拠としての価値は低くなりがちです。
ですので,一昔前までは,wikipediaの内容を証拠として提出する弁護士はあまり見かけられませんでした。ただ,今現在では,wikipediaの世間における評価や信頼性が高まっているためか,証拠として提出してくるケースもちらほら見受けられますね。
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タグ :証拠
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