裁判員は書面がお好き?
2017年06月28日
みなさんは、少人数の部屋で、何かレクチャーを受けるとき、講師の顔を見て話を聞きますか?それとも手元のレジュメを見て話を聞きますか?

裁判員裁判の最終弁論を弁護人が行うときに、裁判員の方々にレジュメを配るべきかどうかが、刑事事件を扱う弁護士の間では議論になっています。
弁護人としては、一番に話を聞いて欲しいし、できれば身振り手振りやアイコンタクトも裁判員に見てもらいたいわけです。
ところが、レジュメ(特に詳細なレジュメ)を配ると、多くの裁判員は、ずっと手元の紙ばかり見ていて、弁護人の方を向いてくれないんですよね。
しかも、これは筆者の感覚ですが、レジュメに目を落としているから、レジュメをしっかりと理解して読んでいるのかというと、そうではないような気がします。弁護人の顔を見たら目が合ってしまいそうだから嫌だ、顔を上げると傍聴人らからジロジロと見られてしまうから嫌だ。そういった気持ちから、とりあえず手元にあるレジュメに目線を落としておこう、という裁判員が多いような気がするんです。
同じように、詳細なパワーポイントを作ると、パワーポイントの画像しか見てくれない、ということもありますね。
筆者の場合、一応簡易なレジュメを配りながらも、「レジュメは後で見返してもらう用ですので、今は見なくても大丈夫です。今は顔をあげて、私の話を直接聞いて頂ければと思います」と一言断りをいれてから、最終弁論をするようにしています。
どのようにすれば裁判員の方々に弁護人の話を理解してもらいやすいのかは、弁護人にとって永遠の悩みともいえそうですね
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同じように、詳細なパワーポイントを作ると、パワーポイントの画像しか見てくれない、ということもありますね。
筆者の場合、一応簡易なレジュメを配りながらも、「レジュメは後で見返してもらう用ですので、今は見なくても大丈夫です。今は顔をあげて、私の話を直接聞いて頂ければと思います」と一言断りをいれてから、最終弁論をするようにしています。
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Posted by
弁護士 中井陽一
at
08:39
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弁護士雑談