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弁護士が教える! 弁護士の選び方(相談編)

2012年11月15日

 前回に引き続き,弁護士の選び方についてお話しします。
 さて,相談に行く弁護士が決まったとして,果たしてその弁護士に依頼をしていいのかどうか,決断するポイントを考えてみましょう。

①話がしやすいかどうか
 お医者さんの場合には,医師が身体を見て診察するわけですが,弁護士の場合,相談者から事情聴取して事件の全体像をつかんでいくことになります。ですので,話しにくい弁護士に対しては,きっちりと細かい事情などが伝えられず,弁護士の判断も間違いが多くなってきます。

②自分とタイプがあうかどうか
 これは結構重要です。
 たとえば,結論をズバッと言ってくれて,「後は任せてついてきなさい」というタイプの弁護士の方が安心するのか? それとも,全ての方策や選択肢のメリット・デメリットを説明してもらった上で,相談者が自分で決めるというタイプの弁護士の方が安心するのか? このあたりは,人それぞれの好みがあると思いますが,合うかどうかというのは,第一印象がそのまま最後まで続くことが多いので,重要だと思います。

③いいことばかりを言わないかどうか
 弁護士が扱う事件は,相手があることなので,絶対に完璧に勝てるなど最初から分かっていることはまずありません。最初に良いことばかりを言われ,頼んでみたら,思い通りにいかないとなれば,最悪です。むしろ,最初にどういうリスクがあるのか,最悪の事態はどのようなケースか,それを回避する手段はあるのか,といったことを確認しておくべきだと思います。そのようなことを言わない弁護士は,逆に要注意でしょう。

④費用がはっきりしているかどうか
 当たり前のことではあるのですが,それでもまだ,弁護士に相談に行ったけれども費用のことは聞けなかったとか,費用のことははっきりとは話してもらえなかったという話を聞くことがあります。弁護士に依頼をした場合,総額でいくらかかるのか,しっかりとわかりやすく説明をしてくれる弁護士がよいでしょう。


 弁護士にアポをとって,相談料を払って法律相談をするというのは大変ですし,通常5000円~1万円くらいかかってしまいますが,この,依頼する前の法律相談というのはとても重要です。一度弁護士に事件を依頼すると,種類によっては数十万円の費用が発生しますし,一度依頼した後で弁護士を変えると,事件の結論に悪影響を与えることもあります。
 ですので,もし相談に行ったときに少しでも疑問を感じたら,その場ですぐに依頼せずに,他の弁護士の相談にも行ってみて,その中から選んだ方がよいでしょうねkao_13


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Posted by 弁護士 中井陽一 at 07:47 │ 弁護士雑談