本当に30分も時間が取れないの?
2022年03月07日
弁護士に法律相談の予約を取ろうとしても、予定が詰まっていると、予約をお取りできるのがかなり先になったり、場合によっては予約受付自体を停止せざるを得ないことがあります。
そういうときに、相談予約をしようとしてお電話頂いた方から、「30分だけ、どこでもいいので何とか空いていませんか?」とか、「10分くらいで終わるので」と言われることがありますが、本当に弁護士は何日も先まで30分すら時間が取れないことがあるのでしょうか?

結論から言えば、おそらくどんな弁護士でも、空き時間はあります。
しかしながら、その空き時間は既に正式依頼を受けている顧客や、顧問先のために空けておく必要があるので、新規の法律相談で時間を全て埋めてしまうわけにはいかないんです。
弁護士の仕事は大きく分けると、①事件依頼を正式に受ける前の法律相談の段階と、②事件の依頼(交渉・裁判等)を受けてからの段階に分かれます。もちろん最初は①の相談段階から始まりますが、そこで委任契約を締結すると②の段階になります。
②の段階では、着手金等を頂いて、お客様の代理人として裁判等の弁護をするため、多忙だからといって後回しにすることはできませんし、「忙しいから他の弁護士のところにいって」と言うことはできません。
ですので、新規の法律相談を入れすぎてしまって、正式依頼を受けている方の事件処理を滞らせてしまうと、それは大問題ですし、場合によっては懲戒請求を受けたりすることになってしまうのです。そのため、弁護士が多忙な場合、どんどん法律相談予約を入れるわけにはいかず、既に依頼を受けている方の事件処理を優先すべき場合があります。
依頼者から、「お願いしている件について相談したい」と言われたときに、「すいません、いま忙しすぎて、1か月先にしてください」なんて言えませんから、既存の依頼者や事件への対応のために、スケジュールを少し空けておく必要があります。
また、顧問契約を締結して顧問料をもらっている顧問先からの相談は、優先してお聞きする必要があります。新規の相談予約を朝~晩までみっちりと入れてしまうと、顧問先から相談したいと言われてもすぐに対応することができず、結局サービスのの低下につながってしまうんですよね。
ですので、弁護士が新規の予約受付がなかなかできないときは、仮に若干空いている時間があったとしても、実際には必要な空き時間であって、新規の相談予約を受けるのが難しいことが多いんですよね。
でも、弁護士にとっても相談予約を断るのは心苦しい面もあり、どこまで予約を入れるか、どこまで時間的余裕を残しておくべきか、悩ましいときもあるんですよね
【滋賀県草津市の弁護士への相談はこちら】

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しかしながら、その空き時間は既に正式依頼を受けている顧客や、顧問先のために空けておく必要があるので、新規の法律相談で時間を全て埋めてしまうわけにはいかないんです。
弁護士の仕事は大きく分けると、①事件依頼を正式に受ける前の法律相談の段階と、②事件の依頼(交渉・裁判等)を受けてからの段階に分かれます。もちろん最初は①の相談段階から始まりますが、そこで委任契約を締結すると②の段階になります。
②の段階では、着手金等を頂いて、お客様の代理人として裁判等の弁護をするため、多忙だからといって後回しにすることはできませんし、「忙しいから他の弁護士のところにいって」と言うことはできません。
ですので、新規の法律相談を入れすぎてしまって、正式依頼を受けている方の事件処理を滞らせてしまうと、それは大問題ですし、場合によっては懲戒請求を受けたりすることになってしまうのです。そのため、弁護士が多忙な場合、どんどん法律相談予約を入れるわけにはいかず、既に依頼を受けている方の事件処理を優先すべき場合があります。
依頼者から、「お願いしている件について相談したい」と言われたときに、「すいません、いま忙しすぎて、1か月先にしてください」なんて言えませんから、既存の依頼者や事件への対応のために、スケジュールを少し空けておく必要があります。
また、顧問契約を締結して顧問料をもらっている顧問先からの相談は、優先してお聞きする必要があります。新規の相談予約を朝~晩までみっちりと入れてしまうと、顧問先から相談したいと言われてもすぐに対応することができず、結局サービスのの低下につながってしまうんですよね。
ですので、弁護士が新規の予約受付がなかなかできないときは、仮に若干空いている時間があったとしても、実際には必要な空き時間であって、新規の相談予約を受けるのが難しいことが多いんですよね。
でも、弁護士にとっても相談予約を断るのは心苦しい面もあり、どこまで予約を入れるか、どこまで時間的余裕を残しておくべきか、悩ましいときもあるんですよね

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Posted by
弁護士 中井陽一
at
08:59
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弁護士雑談