新人弁護士の給料が激減している?
2013年12月06日
司法修習を終えて,弁護士になる人の収入(給料)って,実際にはどのくらいなのでしょうか?
気をつけなければならないのは,会社員の給料と額面だけを比べても間違いという点です。会社員の場合,社会保険や厚生年金などの制度があることが多いでしょうけれども,弁護士,特に地方の町弁の場合,社会保険も年金も無く,国民健康保険や国民年金に自分で加入しなければなりません。また,弁護士である以上,弁護士会に強制的に会費を支払わなければならず,毎月数万円の負担があります。
そのような,実質的な負担を除いた手取りで言えば,実はここ数年で新人弁護士の手取り給料は激減しています。
筆者が弁護士になったころは,少ない人で額面で500万円,大都市の企業法務や渉外弁護士は初任給が額面1000万円を超えている人もいました。また,弁護士会費も事務所が持ってくれるというところが多かったのです。
しかし,現在では,額面300万円台,弁護士会費を引くと一般職の大卒初任給ととんとんくらい,という事務所も少なくありません。司法試験合格者の急増により,就職できない人が増え,完全な買い手市場となっているため,どんどん給料が減っていっているようです。
今や,弁護士だから高給取りだろう,という世界ではないみたいですね。
もっとも,実力の世界でもありますから,最初の給料が少なくても,顧客がつき,売り上げを上げれば,給料が一気にあがることもあるでしょうし,給料が上がらないのであれば独立開業するというのも一つの方法でしょう。そういう意味では,最初の数年の給料なんて,自分自身の修行期間だから,少なくてもいいんだ,という考え方もありうるでしょうね
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気をつけなければならないのは,会社員の給料と額面だけを比べても間違いという点です。会社員の場合,社会保険や厚生年金などの制度があることが多いでしょうけれども,弁護士,特に地方の町弁の場合,社会保険も年金も無く,国民健康保険や国民年金に自分で加入しなければなりません。また,弁護士である以上,弁護士会に強制的に会費を支払わなければならず,毎月数万円の負担があります。
そのような,実質的な負担を除いた手取りで言えば,実はここ数年で新人弁護士の手取り給料は激減しています。
筆者が弁護士になったころは,少ない人で額面で500万円,大都市の企業法務や渉外弁護士は初任給が額面1000万円を超えている人もいました。また,弁護士会費も事務所が持ってくれるというところが多かったのです。
しかし,現在では,額面300万円台,弁護士会費を引くと一般職の大卒初任給ととんとんくらい,という事務所も少なくありません。司法試験合格者の急増により,就職できない人が増え,完全な買い手市場となっているため,どんどん給料が減っていっているようです。
今や,弁護士だから高給取りだろう,という世界ではないみたいですね。
もっとも,実力の世界でもありますから,最初の給料が少なくても,顧客がつき,売り上げを上げれば,給料が一気にあがることもあるでしょうし,給料が上がらないのであれば独立開業するというのも一つの方法でしょう。そういう意味では,最初の数年の給料なんて,自分自身の修行期間だから,少なくてもいいんだ,という考え方もありうるでしょうね

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Posted by
弁護士 中井陽一
at
08:24
│
弁護士雑談